トップページ » エチオピア・イルガチェフェ・G1・ナチュラル少量入荷

エチオピア・イルガチェフェ・G1・ナチュラル少量入荷

当店のお勧めコーヒーの中にアフリカ・エチオピアのコーヒー豆があります。
名前は「イルガチェフェ」。
これは標高2000m以上のところにあるイルガチェフェ村のコーヒーです。
そしてこの「イルガチェフェ」にはランクが
G1(グレード1)〜G5(グレード5)まであります。

当店が使っている物はG1なので一番いい豆ということです。
今日はその中でも「ナチュラル」という言葉に注目して説明していきます。

今日の講師はとってもわかりやすいと最近評判の《池上チッチョ先生》です。
では先生、よろしくお願いいたします。




え〜皆さんはじめまして
T部大学准教授風の池上チッチョです。

今日はナチュラルコーヒーについてお話していきたいと思います。

まず皆さんが飲んでいるコーヒー豆。
このコーヒー豆が出来るまでには、さまざまな工程を経ています。
coffee-cherry






これが皆さんご存知のコーヒーの実ですね。
一見サクランボの実のようなコーヒーチェリーからコーヒーの生豆(種子)を取り出す
ための手法として、超大きく分けて2つの方法があります。(本当は4つあるよ!)

まず一つは水洗式(ウォッシュド)です。
これは超省略して説明すると、コーヒーチェリーから果肉を取るとグジュグジュ感の
残る種子とその周りの薄皮になります。
その薄皮をプールの中で洗って発酵させ、薄皮をとって乾燥させると生豆になる
という方法です。
この方法だと洗う時に欠点豆(未熟豆・虫食い豆)や不純物(石・小枝)などが
比重の関係で除去できるので、「より高品質なコーヒー豆を提供できる」といまや
世界の主流になっている精製方法です。
スペシャルティーコーヒーと呼ばれている物はほとんどこの水洗式で、
味はすっきりときれいな香味になり、豆本来の持ち味を引き出せるとされています。


そしてもう一つの方法が本日の議題、非水洗式(ナチュラル)です。
こちらは最も単純で原始的な方法をとっているので説明も簡単です。
収穫したコーヒーチェリーをそのままコンクリートの上に敷き詰めて天日にさらし、
果肉がカラカラになるまで乾燥させる方法です。
natural-dry






ここまで乾燥させたら機械で脱穀し、果肉などを除去して生豆にします。
非水洗式では天日乾燥時に果肉に含まれる糖分が生豆に浸透していくため、
独特の濃い旨味と甘味、香味が楽しめ熱狂的なナチュラルコーヒーファンが
いることも頷けるほどの個性的な味になります。
しかし、問題が多いことも確かです。
まず天候に左右されること。
乾燥に時間がかかるので収穫時期に雨が少ないことが必須条件になります。
そしてコーヒーチェリーの収穫は手摘みが基本ですが、完熟豆だけを選んで
摘み取るのは大変難しいしコストがかかるため、未熟豆・過熟豆も同時に
摘み取られることがほとんどです。

生徒「先生、なぜ完熟豆だけを選んで摘み取ることがそんなに難しいんですか?」

「い〜〜質問ですね〜〜」

まず機械で収穫する大農園は、未熟だろうが過熟だろうが機械は選別できません。
当然です。じゃあ小農家は?
コーヒー豆が栽培されている広大な面積に対して、手摘みなのでどれだけの
人件費が払えるかということになります。
完熟豆が識別できる大人は人件費が高く何人も使えない。
正しく教育されてない人、または識別できない子供は人件費が安い。
さあ、収穫時期です。あなたならどちらの人を使いますか?
人件費を削ると欠点豆や不純物の混入率は上がります。
でも貧しいので仕方ありません。だから難しいんです。


未熟豆が入ると苦みが出ます。過熟豆が入ると発酵した味や香りが出ます。

さらに天日乾燥中、常に熊手などで豆を攪拌して均等に水分を飛ばさないと
いけないのですが、攪拌不足などで下の方にあったものが過度に発酵して
カビたりします。カビ臭が入ってしまいます。

これらのことを踏まえると、味が安定しないということです。

こういった欠点がいくつもあるので、最近は水洗式が主流になっているんですね。


では、今回の豆「イルガチェフェ・G1・ナチュラル」とはどんな豆なのか。
通常グレードの高い物は水洗式です。
一般的に知られているのは、G1・G2は水洗式、G3〜G5は非水洗式です。
でもこれは「G1・ナチュラル」です。

そう!めっちゃお金をかけて人件費をかけて、ナチュラル独特の風味を美味しく
味わっていただくためにエチオピアが国を挙げて作ったんです

完熟豆だけを識別できる人にしっかり働いてもらって天日乾燥(攪拌)も丁寧に、
不純物が混ざらないよう沢山の人がハンドピック(一粒づつ確認)して・・・・


すべては最高品質のナチュラルコーヒーを作り出すために

そのお味と言えば・・・
発酵と判定してしまいそうなほどに強烈な個性。
素晴らしく管理された精製であり、豆そのもののクオリティ、個性が素晴らしく
エチオピア・ナチュラルの楽しさを思う存分堪能できる。
香りに酔いそうなほど素晴らしい

これは一度試した方がいいですぞ。うん。

メニューには載りません。このブログを見ている方のみ楽しめます。
でも合言葉がいるよ。

お客様   「山」、
ドン・チッチョ「川」、
お客様   「豊!」。

恥ずかしげもなくこれが言えたら提供しましょう

本日の授業は池上チッチョでした。ご清聴ありがとうございました。

2012_08160004













エチオピア・水洗式の豆(センターカットが白い)

2012_08160007














エチオピア・非水洗式の豆(センターカットが黒い)



ドン・チッチョcaffep  at 02:02
トラックバックURL
コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星